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2011年12月3日(土) 15:46
From:IIO株式投資クラブ 西雅文
昨晩のNYダウは小幅続落となりました(下図赤丸部)。
現在値 12,019.42 ↓
前日比 -0.61 (0%)

(チャート画像をクリックすると拡大表示します)
トレード方針としては、引き続き空売り狙いでよいでしょう。
正会員の方は、バージョン17のシグナルを参照してトレードすべき銘柄と株数を特定してください。
世界の金融市場の状況ですが、ニューヨーク外国為替市場で、ユーロが対ドルで5日ぶりに下落したそうです。
その理由は、来週の9日、欧州中央銀行(ECB)理事会と欧州連合(EU)首脳会議があるからです。
投資家は当該会議の結果待ちで、積極的なユーロ買いを手控えたというわけです。
ECBはEU国家主権に財務統一を求めていますので、当該会談は非常に重要な会談になると言えます。
このブログでお伝えしているように欧州の財務統一は、欧州の共産化を招くの可能性があります。
欧州は歴史の分岐点にいて、重要な問題に直面しています。
そのような情勢の中、メルケル独首相は2日、連邦議会で演説し、欧州債務危機への対応策として検討されている欧州共同債の導入について「危機克服の手段にはならない」と述べて改めて反対の姿勢を明確にしています。
欧州連合(EU)加盟国の財政規律を自主的に強化することを主張しているようです。
EUは9日の首脳会議で、共同債導入の是非などについて協議すると思われますが、ドイツは共同債導入(欧州財務統一)に反対の主張をするとみられます。
欧州財務統一を進めたいECBとしては、欧州財務統一が拒否されたら各国財政の援助をしないでしょうから、欧州金融市場は当面、混乱が続きそうな気配となっています。
一方、ロイターが報じたところによると、イタリアのモンティ首相は5日、2年間で総額200億―250億ユーロの緊縮財政措置を発表する見通しです。
イアリアは2013年に均衡予算(経常支出総額が経常収入総額に等しい予算)の実現を目指しているとのことです。
医療費への政府支出の削減、富裕層への増税やボートなどのぜいたく品への増税も検討しているようです。
米国では共和党が富裕層への増税に反対し混乱したのに比べ、イタリアはあっさり均衡予算に移行しそうな気配です。
イタリアでは、ECBが最後の貸し手になるべきとの声が高まっているようです。
ただし、ECBの役割変更について財務相理事会では協議されなかったらしく、イタリア首脳部もドイツと同様、ECBが国家権力以上の権力を持つこと(ECBの役割変更)には反対のようです。
イタリアは、今のところ国際通貨基金(IMF)に支援は要請しない方針のようです。
欧州国家主権対ECBの戦いはこれからが本番といったところのようです。
私見ですが、ドイツやイタリアはがんばっていますが、まだ知恵が足りないように感じます。
緊縮財政ではなく未来に投資するという発想にならないと問題は解決しません。
なぜなら、緊縮財政は消費の縮小を意味し、景気の低迷を招来するからです。
株価が一時的に上がることはあっても、長く上げトレンドを描くのは相当むずかしい状況であると言えると思います。
<本日の動画>
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